エンジニアリング領域のソリューションとして提供

富士通は9月29日、自動車のコラボレーション開発を支援する車載ソフトウェア開発基盤「デザインコラボレーター」を、10月1日よりモビリティ業界向けに販売開始すると発表しました。

同社は、この製品をモビリティ業界のエンジニアリング領域におけるソリューションの中核として提供し、2023年度末までに20億円の売り上げ目標を立てて販売を強化する考えです。

ハードからソフトへ 変革するクルマづくり

モビリティ業界では、自動車の知能化や高度化が加速し、自動車メーカーや部品サプライヤーはハードウェア中心からソフトウェア中心へと変革を迫られています。

今回のデザインコラボレーターは、車載ソフトウェアを開発する際の各設計部門のコラボレーション開発を、デジタル管理して可視化することで支援するというものです。

デザインコラボレーターの特長

同製品では、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ情報を可視化し、組み合わせパターンを容易に抽出することができます。これにより、開発期間の短縮や開発コスト低減が可能となります。

また、自動車のメーター開発やエンジン開発などの設計情報を一元管理し、自動車部門の設計情報と他設計部門の設計情報の関連性を可視化することができます。これにより、開発プロセスの上流段階から、協調した品質の作り込みが可能となります。

さらに、開発途中で設計変更が必要となった場合は、影響を受けるソフトウェアやハードウェアへの影響を調査でき、影響分析業務を省力化することができます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

富士通プレスリリース
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/09/29.html