高速道路以外でも使えるETCサービス

沖電気工業は「ETC多目的利用サービス」を展開する新会社を、10月1日に立ち上げると発表しました。

新会社は「ETCソリューションズ株式会社」と命名され、ソニーペイメントサービス及びメイテツコムとの共同出資による経営となります。ソニーペイメントサービスは決済代行業を、メイテツコムは情報サービス業を、沖電気工業は情報通信機器製造業を担当します。

車を停車しなくても自動で高速道路料金が支払えるETC。便利な機能として理由するドライバーが増えてきました。新会社では高速道路以外でもETCが使える「ETC多目的利用サービス」を展開していく方針です。

業務の第1弾として、中日本高速道路や三菱プレシジョン、オリエントコーポレーションと提携し、来年度中に高速道路以外でのETC利用サービスの提供を開始する予定です。

ウィズコロナ時代の感染予防にも寄与

ETCソリューションズ出資各社と業務提携各社は協働で、2017年からETC多目的利用サービスの稼働に向けて、駐車場やカーフェリー乗船場、ファーストフードのドライブスルー店舗などで、試行運用を実施してきました。

試行運用を通じて培った技術や経験を生かし、ユーザーが乗車したままで利用する様々なシーンにおいて、非接触・キャッシュレス決済を提供します。

料金支払時に現金やクレジットカードの受け渡し、スマートフォンの操作などが不要となり、
ユーザーの利便性向上や事業者の精算処理の効率化が実現します。

さらに接触機会が低減することで、感染症予防対策にも寄与することから、ウィズコロナ時代を迎えた社会において、大きな役割を担っているといえるでしょう。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

沖電気工業株式会社のプレスリリース
https://www.oki.com/jp/press/2020/09/z20052.html