「トルセンLSD」と「電子制御カップリング(ITCC)」
ジェイテクトは9月23日、同社が開発した「トルセンLSD」と「4WD車用電子制御カップリング(ITCC)」が、トヨタ自動車の新型車「GRヤリス」に搭載されたと発表しました。
「トルセンLSD」は自動車の旋回時に車輪のトルク配分を最適化する駆動装置LSD(リミテッドスリップデフ)の一種です。ヘリカルギヤを用いて差動制限を行うLSDとして、優れたトルク配分性能と高耐久性が特徴となっています。
高レベルのスポーツドライビングを実現
「4WD車用電子制御カップリング(ITCC)」は、前後輪の回転差を検知し、電子制御によって走行状況や路面状況に応じた最適な前後輪トルク配分を行う装置です。
前後輪の駆動力を連続的に可変することで、優れた燃費効率とトラクション性能を両立させました。
そのコアとなる技術は、シリコンを含有したダイヤモンドライクカーボン(DLC-Si)という、ダイヤモンドに近い特性を持つ炭素で被覆した電磁クラッチと、専用開発のフルードです。小型・軽量化が図られると同時に、優れた耐久性と静粛性を併せ持つのが特徴です。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ジェイテクトのプレスリリース
https://www.jtekt.co.jp/news/200923.html