2024年10月23日(水)から25日（金）までの期間、幕張メッセにて『IT・DX・AI総合展（秋展）』が開催されました。Japan IT Week、Japan DX Week、営業・デジタルマーケティング Week、EC・店舗 Weekの4つの展示会で構成され、600社以上のブースが立ち並ぶ国内最大規模のIT・DX総合展となっています。
本記事では、この展示会に参加した様子と編集部が注目した5つの企業について、レポートします。
IT・DX・AI総合展（秋展）の概要
| 名称 | IT・DX・AI総合展（秋展） （Japan IT Week、Japan DX Week、営業・デジタルマーケティングWeek、EC・店舗 Week） |
| 会期 | 2024年10月23日(水)～25日(金)10:00～18:00 (最終日は17:00まで) |
| 会場 | 幕張メッセ 1～8ホール |
| 主催 | RX Japan 株式会社 |
| 参加者数 | 3日間計 約2万7000名 |
会場の様子
全自動でWebサイトを多言語化｜Wovn Technologies株式会社
Wovn Technologies株式会社は、Webサイトやアプリを最大45言語に多言語化するソリューション「WOVN.io」を提供する企業です。
人の手を介さずに、設定された言語への翻訳からWebサイトの反映までを行うことが可能で、大手製造業をはじめとして18,000を超える導入実績があります。生成AIや機械翻訳、人力翻訳などを組み合わせた翻訳エンジンを提供しており、コンテンツの更新・追加も自動的に検出・翻訳されるため、多言語サイトの構築・運用のコストを大幅に削減できます。
Webサイトを多方面から強化する複数の製品を提供|株式会社Faber Company
株式会社Faber Company はデジタルマーケティングツールやWebマーケティング専用の人材マッチングサービスの提供、コンサルティングを提供する企業です。今回はその中でも、デジタルマーケティングの課題解決を促進するツール、「ミエルカ」シリーズから「ミエルカSEO」と「ミエルカヒートマップ」についてご紹介します。
ミエルカSEOはキーワード分析、競合分析、検索ニーズ調査などコンテンツマーケティング やSEO対策に必要な機能を踏襲したSEO対策ツールです。 ミエルカヒートマップはページ内でのユーザーの動きを熟読度合、離脱箇所、クリック箇所の3つの視点から課題を分析、可視化することができるヒートマップツールです。
どちらも作成したWebサイトの質と集客を強化することができるツールとなっており、上記以外にも様々なミエルカシリーズのサービスがあります。
脱エクセルで快適な予実管理、データドリブンな経営を実現| DIGGLE株式会
DIGGLE株式会社は、予実管理クラウド「DIGGLE」を提供する企業です。「DIGGLE」は企業の予算と実績をクラウドで一元管理し、リアルタイムに共有できる予実管理ツールです。属人的なエクセル業務をなくすことで、経営のDXを実現し、迅速な意思決定をサポートします。経営の効率化やスピードを求める企業にとって、強力な支援ツールとして注目されています。
3D開発プラットフォームで 業界の課題を解決|ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社はリアルタイム3D開発プラットフォームである「Unity」を提供している企業です。
ブースにはデンソーウェーブ、川崎重工、大林組とのコラボによるデジタルツインの最新事例や、技術デモが展示されていました。今回は川崎重工業の「ROBOCROSS」を拝見しました。
本製品はロボットコンフィギュレータアプリとライブラリ管理ツールに分かれており、ロボット導入の検討から運用、問題が起きた場合の解決まで実行できるプラットフォームです。実際に空間や物をスキャンし3Dモデルを配置しロボットを実装した際のシミュレーションを行うことができました。
AIが会議を自動で文字起こし・議事録作成|Rimo合同会社
Rimo合同会社はAIを活用した文字起こしツールの開発・提供する企業です。
「Rimo Voice」は議事録作成を筆頭に音声を文字起こし・要約することに特化しています。
会議の音声データや動画をアップロードすることで、1時間の会議であれば5分で文字起こしが可能です。一言一句の文字起こしに加え、議事録形式の要約を自動で作成できます。 要約の全て文字起こしと紐づいており、一目で会議の内容が分かるようになっているのが特徴です。
最後に
今回の取材を通して様々な業務効率改善ツールに触れることが出来ました。
どれも切り口の違うものですが、それぞれが特化した機能を有しており魅力的なツール・製品となっていました。今回ご紹介した企業以外のサービスの中にも、私が活用したいと感じるものだらけでした。
