中国を中心に世界のEV市場動向をレポート

自動車産業の調査会社であるJATO Japan Limitedは12月16日、世界の電気自動車市場の最新動向をまとめたホワイトペーパー「電気自動車の覇権をかけて:中国市場から学ぶ教訓とは」を公開しました。

JATOが保有するデータと、同社の専門家チームによる分析によって、中国の電気自動車市場の現状を世界市場と比較しながら紹介し、中国企業のこれまでの取り組みと成功を探求することを目的に作成された白書です。

このレポートでは中国の自動車会社が抱く世界制覇の野望と、アジア以外の地域で強力な存在感の確立を目指す中での、世界市場への潜在的な影響も考察しています。

中国で補助金が削減された影響を受けて、世界の電気自動車市場に変化が求められているこの時期、私たちは中国の成功から何を学ぶことができるのでしょうか。

8章から成る詳細な内容

レポートは次の8章から構成されています。

「01 背景」「02 中国の規制、奨励金と消費者の需要」「03 世界は中国から何を学べるか」「04 異なる消費者、異なるレベルでの成功」「05 市場予測:補助金が無くなった後の中国では何が起きるか」「06 欧州経済はグリーンパワーで立ち直るか」「07 中国の自動車会社は今後どうなるか」「08 結論」。

締めくくりとなる結論において、中国企業が自国での成功に至った法則として、

■ 廉価な電気自動車に力をいれる
■ 消費者の選ぶことができるモデルレンジを広くする(SUVも含める)
■ 欧米企業の車種よりも長い航続距離を実現する
■ テクノロジー好きのための車両
■ 消費者のデータを分析することから生まれるデザイン
■ 若い消費者へ強く訴求する
(プレスリリースより)

と6つの要素を挙げています。

世界の電気自動車市場を把握する上で、大いに参考になるのではないでしょうか。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

JATO Japan Limitedのプレスリリース
https://prtimes.jp/000000014.000055373.html

ホワイトペーパー「電気自動車の覇権をかけて:中国市場から学ぶ教訓とは」
https://www.jato.com/