EVなどにおける利用が加速する中、寿命の長期化が課題
株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)は11月20日、リチウムイオン電池の性能劣化などを瞬時に評価可能な診断手法「電池劣化高速診断手法」を開発したと発表しました。
地球環境保全の観点から、世界的にリチウムイオン電池を活用したEVの普及が進んでいる中、電池の残存性能を適切に測定・選別し、再利用・最製品化する必要があります。また、リチウムイオン電池の寿命を長期化することが、バリューチェーンにおける課題の1つにもなっています。
そこで日立ハイテクがそれらの課題のソリューションとして、株式会社日立製作所研究開発グループの協力のもと、「電池劣化高速診断手法」を開発。一般的な充放電分析機器を用いて、電流や電圧などの時間変化を瞬時に解析することができ、各社の状況に対応する汎用性のあるソリューションとなっています。
フリート事業のEVに搭載してモニタリング、劣化把握も
「電池劣化高速診断手法」のシステムは、フリート事業のEVに搭載したリチウムイオン電池のモニタリングもでき、事前の劣化の把握が可能です。
また、再生工場ラインに組み込むことが可能で、電池残存性能選別作業を半自動化若しくは自動化させることが可能になります。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社日立ハイテク プレスリリース
https://www.hitachi-hightech.com/