9月生産は前月比プラス4.0% 

経済産業省は10月30日、9月の鉱工業生産指数を発表しました。これによると9月の生産は前月比プラス4.0%と、4ヶ月連続の上昇となり、基調判断は「生産は持ち直している」を据え置くこととしました。

自動車工業、生産用機械工業が大幅上昇

9月の業種別の生産では、全15業種のうち13業種が前月より上昇しました。中でも上昇寄与が最も大きかったのは自動車工業です。次いで生産用機械工業、電気・情報通信機械工業の順で上昇に寄与する結果となりました。

自動車工業は前月比10.9%の大幅上昇となり、4ヶ月連続の上昇となりました。上昇要因となったのは、普通乗用車、駆動伝導・操縦装置部品、自動車用エンジン等です。生産水準は未だ低いままとなっていますが、需要回復による増産や、海外向けの生産回復により、指数値は今年2月以来の水準に戻りました。

生産用機械工業は、ショベル系掘削機械や半導体製造装置等が上昇要因となり、前月比でプラス11.1%と3ヶ月ぶりの大幅上昇となりました。ショベル系掘削機械は需要回復で増産、半導体製造装置は海外向けが増産されました。

電気・情報通信機械工業は、リチウムイオン蓄電池や自動車用電気照明器具の海外向け生産増により前月比プラス4.8%と、2ヶ月ぶりに上昇しました。

(画像はプレスリリースより)

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