自動車塗装のカスタマイゼーションを実現
ABBは9月14日、インクジェット型ヘッドによる革新的な自動車塗装PixelPaintソリューションを発表しました。
PixelPaintソリューションは、ツートンカラーや個性的なデザインをマスキングや除去作業をすることなく1回のパスで確実に塗装できるというものです。
需要増す個性化と効率化に対応
自動車塗装においては、個性化の需要が増し、異なる塗装仕上げや特別なデザインなど、カスタマイズされた塗装スキームが必要とされています。さらに、厳しいコスト競争の中で、効率化も求められています。
このような状況下で今回ABBが発表したPixelPaintソリューションは、インクジェット型ヘッドを用いたノンオーバースプレーの塗装技術です。
ソリューションには、高性能塗装インクジェットヘッドとドージング制御パッケージに加え、ツートーンと装飾塗装アプリケーションのプログラミングソフトウェアが組み込まれています。
この技術では、インクジェット型ヘッドで車体に直接塗料を印刷するため、塗料の100%が車体表面に塗装され、塗料の無駄がなくなります。さらに、車1台1台ごとのマスキングや除去作業を省くこともできるため、塗装作業全体の時間を半減させることができます。
ABBでは、この技術により、自動車塗装におけるコスト削減や、環境性能の向上、効率化が可能になるとしています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ABB プレスリリース
https://new.abb.com/