鋳造試作部品製造事業の共同展開に向けての契約を締結

住友商事株式会社(以下、住友商事)が、砂型積層3Dプリンターによる鋳造試作部品製造事業をKimura Foundry America, Inc.(以下、KFA)と共同展開していくと、8月25日に発表しました。

自動車や建設機械などの分野では、部品製造のために砂型鋳造という方法が用いられています。今回、住友商事は木村鋳造所の米国子会社KFAに35%出資し、砂型積層3Dプリンターによる鋳造試作部品製造事業の共同展開に向けての契約締結に至っています。

自動車エンジン部品の試作品などの原型製造期間を短縮

砂型鋳造では、自動車エンジン部品の試作品などの原型製造に数か月もの期間を要する場合があるものの、砂型積層3Dプリンターを活用することで原型製造の省略が可能です。

3Dデータに基づいて、薄い砂の層に樹脂を一層ずつ塗布して積層することで直接砂型を成形するため、砂型が1日で成形され、製品納期を大幅に短縮することができます。

また、1回で数十個以上の砂型を同時に成形することが可能なほか、溶解温度が1,400度以上になる鉄系材料を用いた場合でも、木村鋳造所では砂の膨張を抑える技術を確立しており、製品形状に悪影響を与えません。

(画像は住友商事株式会社 ホームページより)

▼外部リンク

住友商事株式会社 プレスリリース
https://www.sumitomocorp.com/

住友商事株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000730.000000726.html